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HTML 4.0で、何が新しくなったのか

HTML 4.0の新要素

次のものはHTML 4.0の新要素です:

構造と体裁の分離

 HTML 3.2から多くの体裁用の特質を 旧式にし(deprecating)てスタイル・シートを加えることで、HTML 4.0は文書構造を体裁から分離するよう進めています。この考え方が、HTML 4.0を理解する鍵になります。

 文書構造をマーク付ける(目印を付けて)目的で HTMLを使い、体裁を提示するためには スタイル・シートを使うならば、装置非依存性は容易に達せられ、 HTMLを初期の頃の様な広いものにします。実り多い構造の文書は、色々な媒体上で色々なやり方で再現表示でき、電話や車内音声ブラウザなどの新しいテクノロジーに文書を適合できます。また内容と体裁の分離によって、一つのスタイル・シートの編集でサイト全体の再現表示を変更でき、サイト保守上有意義な利点をもたらします。

アクセス性

 アクセス性の領域でHTML 4.0の大幅な改善が、構造と体裁の分離の強調に続いています。 HTMLが構造化に使われると、様々なブラウザ環境や大きな文字・特別な色彩・音声合成装置・点字出力装置への適応が文書上で可能になります。この適応性故に、目の不自由な方・近視の方・色盲の方・知覚上努力を余儀なくされているユーザーなどもウェブにアクセスでき、世界で6憶とも言われる障害のある方へもドアーが開かれます。

 HTML 4.0には多くの新しい要素や属性が、ウェブへのアクセス性の改善を目指しています。 HTMLテーブルの多次元的性質は、長らく非ビジュアル・ブラウザへの問題を有していましたが、 TABLETHTD要素での新しい属性によってテーブルが要約され、セルとヘッダー情報との関連がよりはっきりなってきました。これらの属性で非ビジュアル・ブラウザもセル内容の前に簡潔な型でヘッダー情報を表示することができるようになっています。

 HTML 4.0の新しい要素は、フォームへのアクセスも改善しています。新しい FIELDSET要素でフォーム制御操作がグループ化され、 LEGEND要素でそのグループの表題を指定できます。フォーム制御操作のグループ化によって非ビジュアル・ブラウザでも複雑なフォームを比較的容易に誘導できます。同様に新しい LABEL要素は、テキスト・ラベルをフォーム制御操作と関連付け、それ故にどんな情報が或る領域で要求されるのかをより容易に決定することができます。

 その他のアクセス改善には IMG要素の LONGDESC属性による画像の十分な説明があり、 OBJECT要素による画像やビデオに代替となるものが豊富になり、 MAP要素の新しい内容タイプによるイメージ・マップに代替えとなるものが充実した等があります。

国際化

 世界中の言語の表現ができる様にとHTML 4.0では、文字符号セットとして 国際化文字符号セット(Universal Character Set)を採用しています。 HTMLの前バージョンはISO-8859-1に限定され、西欧言語しか取り扱いませんでした。国際化文字符号セットは、 Unicode 2.0と等価の文字対文字で、殆ど世界中の言語の文字符号を持っています。

 LANGDIR属性は、HTML 4.0で新しく取りいれられ全ての要素に適用されます。これらの属性で、テキストの言語や方向を特定できます。 BDO要素で、ヘブライ語などがが表示される場合に使われる双方向性アルゴリスムを上書きできます。

 HTML 4.0はまた、 特別な文字符号と同じ様に 数学記号やギリシャ文字の容易に入力できる新しい 実体を用意しています。

スタイル・シート

 HTML 4.0には、 スタイル・シート用の新しい 装置が追加され、これで文書の体裁を指示示唆します。新しい IDCLASSSTYLE属性でスタイル情報が特別な要素に取り付けられます。 LINKSTYLE要素は、スタイル・シート言語や標的メディアを特定する新しい TYPEMEDIA属性を持っています。

クライアント側スクリプト

 HTML 4.0には、クライアント側イメージ・マップに新しい属性が追加されています。 SCRIPT要素には、スクリプト言語の指定・外部スクリプトを組み込み・スクリプトの実行の延期などの属性があります。また多くの事象属性で、ユーザーのクリック・キーを押す・要素上でのマウスの移動・フォーム制御操作値の変更といった事象によってスクリプトを実行させることが可能な機能が追加されています。

 またNOSCRIPT要素もHTML 4.0での新しいもので、これがクライアント側スクリプトを設定していないかサポートしていないブラウザのために代替えの内容を提供します。

フレーム(枠)

 HTML 4.0で framesが加えられ、一つの窓(画面)に多くの文書を表示できるようになります。HTML 4.0で使われるフレーム・モデルは、 Netscapeがオリジナルに提案した flawed frames modelと同じです。

進展したテーブル

 HTML 3.2(日本語版)の単純なテーブル・モデルはHTML 4.0で拡張され、行や列のグループ化・テーブル罫線定義の柔軟性の拡張などが追加されています。行のグループ化( THEADTFOOTTBODY)を使うと、スクロールする際でもヘッダーやフッターは固定して表示でき、大きなテーブルも見やすく改善されています。